戸建て住宅を注文住宅で進めていく時に2世帯同居が決まっていたので、世代が違い生活の仕方や考え方が異なる2つの家族が同じ屋根の下で互いに助け合い交流しながらいかにうまく暮らせるかということに結構悩みました。
ダイニングのプランニングでは家族で色々と話し合いをしました。2世帯住宅では世帯ごとの来客のほかに両世帯共通の親戚や客が訪れることがあります。最も多いケースがお正月やお盆それに冠婚葬祭などに絡んだ時です。またホームパーティーなどを催すこともあります。
このような場合、祝宴などの形で食事をしながら団欒することになりますが、そういったスペースが確保できるのかが課題になってきました。そこで両世帯が許容できる接客スペースを設けてみることにしました。
洋室よりも和室の方が大勢の来客にも対応でき、しかも宴が終われば客用の寝室にもなると考えました。共用の接客スペースでは、何か改まった感じがしてしまうような親しい間柄の時は、それぞれの世帯のリビングなりファミリールームを使用することとしました。